保育士の書類は大変?これで大丈夫、カリキュラムの書き方教えます!

こんにちは、保育士pattiです(*^-^*)

pattiが保育士になりたての頃は、毎月のカリキュラムを書くのが本当に大変で、自分の仕事の中でもウェイトが大きかったです。

しょっちゅう カリキュラム 書き方 とかで検索していましたが、新人当時はあまり見つけられず…。。

でもそんなpattiも今ではいくつかのコツで、ものの1,2時間もあればスラスラ~と書けるようになりました!!

皆様にも書き方やコツを伝え、何かお役立ちにしていただければと思います!

少しでも皆様の仕事が減りますように 😀

 

保育のカリキュラムとは何か?書くための3つのコツ

そもそも保育のカリキュラムって何かというと、カリキュラム は、一定の目的に合わせて保育内容と保育支援を総合的に計画したものです。

カリキュラムと一言で言っても保育の現場では、年間カリキュラム、月カリキュラム、障害児カリキュラム(障害児カリキュラムは、特別支援が必要な子供がいるクラスのみ必要です。)など多数のカリキュラムを作成します。

まずは年間カリキュラムを作成し、それを月カリキュラム、週案、日案…とおろしてきます。

 

では各カリキュラムを作成するのに、普段pattiが実際に行っている、参考にしている文献ややり方を伝えていきたいと思います。

一年目の先生(慣れてない方)は、これを参考にします!

まだ基礎作成の一年目、あまり文章力も経験もないため、まずは保育雑誌についている付録の本を参考にしましょう!

ポットやプリプリ、ピコロなどの保育雑誌には大抵、4月号(乗っている内容は年間、4月から6月)、6月号(7月から9月)、9月号(10月から12月)、12月号(1月から3月)に保育カリキュラムの参考付録がついてきます。

pattiは中でもポットをよく使っています。

保育雑誌ポットの内容はこちらをどうぞ

この付録には、0歳児から5歳児までの参考カリキュラムの他、食育、異年齢保育、特別支援保育、子育て支援…と様々な内容が載っていてとても参考になります!!

そのまま書き写すわけにはいかないですが、まだどういう観点で書類を書いていいのかわからなかったり、文章表現が難しい時はぜひ参考にしてみてくださいね 😛

保育士のバイブルはこの一冊!

保育士の最も参考になる、そして参考にすべき一冊はもちろん、保育所保育指針です!

 

保育所保育指針とは、保育とは何か、保育で大切にすべきことは何か年齢ごとに書いてある、言わば保育士の教科書みたいなものです!

その年齢がどんなことができるのか、どんなことに気を付けていけばよいのか書いてあるので、カリキュラムの答えみたいな物がゴロゴロ載っています。

保育士になったら指針と疎遠になってしまう方も多いかもしれませんが、基本がしっかり書いてあるので、ぜひ参考にしてみてください!!

 

そして何よりも大切なのは…

ずばり、子どもをきちんと見ることです!!

簡単なことですが、忙しさや時間、やることに追われると「あれっ?今日あの子何してたっけ?」「あの子、○○できたっけ?」と思い出せない=見えてないことがあります。

思い出せないというのは、きちんとその子のことを見ていなかった証拠です。

忘れてしまうのは仕方ありませんが、忘れないように小さなことでもメモを取るようにするとカリキュラムを作成するのにもとても役立つと思います。

また5領域の中の今日は言葉の面、今日は健康…など観察する点を絞るとより見えやすいかもしれません。

カリキュラムを作成する為には、

①まず子ども達をきちんと見て、その子の、そのクラスの状況を把握する!
②きちんと把握をするため、保育所保育指針を参考に、その学年の発達段階、特徴などを知る!
③保育雑誌付録を参考にし、①②を踏まえてカリキュラムを作成する!

一気にまとめのようになってしまいましたが、上記のことが大切です。

そうするとカリキュラムも書きやすくなると思います!

まだまだ続きます(^_-)-☆

 

カリキュラムの書き方!現役保育士のカリキュラム実例あり!

書くためのコツは分かったけど、書こうと思うとなんて書いてよいかわからない( ;∀;)となるかもしれませんが、作成しているうちにだんだんと書き方や言い回しも分かって書けるようになりますよ!!

かくいうpattiも、初めは保育用語や言い回しが分からず苦労しました。
なので実際に書くポイントや実例を載せていきたいと思います。

園によって様式は違うと思いますが、主にはまず全体のねらいから生命、情緒養護面、5領域の健康、人間関係、環境、言葉、表現教育面に基づきカリキュラムを作成します。

年間カリキュラムの書き方

まずは年間を通してのねらいを決めていきます。

ここは、保育雑誌付録を参考にすると良いと思います。

それでは何に着目して書けばよいのか、お伝えしていきます。

 

生命は、乳児であればトイレやおむつ、快適に過ごす、午睡、身の回りのことを意欲的に行う…などまさに生命に関することを書きます。

情緒は、安心して過ごす、思いを伝える…など心が満たされるようなことを書きます

健康は、手洗いうがい、健康に過ごす、鼻水を拭く…などまさに健康の事です。

人間関係は、保育士、友達、異年齢児、近隣の方など人とのかかわりについて書きます。

環境は、自然、片付け、移行保育、感触遊び、絵本などとりまく環境について書きます。

言葉は、言葉のやり取り、言葉遊び、言葉で伝えるなどまさに言葉そのものについてです。

表現は、歌、体操、リズム遊び、製作など表現することについて書きます。

食育は、食べること、食べ方(姿勢やスプーンなどの持ち方)、野菜を育てるなど食に関することです。

どの領域も似ているので、これは生命?環境?など分かりづらいかもしれませんが、書き方次第ではどの領域の目標にもなります

例えば、進級を踏まえて書きたい場合、身の回りのことを意欲的に行い自分で出来た達成感を味わう。と書けば生命だし、進級に向け生活リズムを整え気持ちよく過ごす。と書けば環境だし…。文章と観点を変えるだけで、どの目標にもなります 🙂

1期から2期、2期から3期…と少しずつ成長できるよう設定していきます。

月カリキュラムの書き方

年間カリキュラムをもとに月のカリキュラムを作っていきます。

まずは大きいねらいをおろしてきて、それをもとに作成していきますが…

何て書いてよいかわからない 🙁 どこかに使える文載ってないかあ。。

と保育士一年目はよく思って探していたので、pattiが作成した実際の4月カリキュラムの五領域を載せます!良かったら参考にしてください(^_-)-☆


(1歳児クラス 4月カリキュラムです)

健康 体調を崩さず元気に遊ぶ 慣れない環境で体調を崩しやすくなるため、家庭と密に連絡を取り合い、一人ひとりの健康状態を把握する。

人間関係 友達や担任に慣れ、少しずつ関わって遊ぼうとする (言葉掛けやスキンシップ、手遊びなど楽しい雰囲気作りを心がけ、少しずつ心を開いていけるようにする。)

環境 春の自然に触れながら、好きな遊びを見つけて楽しむ (虫や草花などと触れ合う機会を作りながら、色々な遊びを提供し、保育士と一緒に好きな遊びを見つけ、十分に楽しめるようにする。)

言葉 見たものや気づいたものを指さして、声を出したり単語を発する (子供の声を拾い、その気持ちに共感したり、言葉を添えてさらなる発語を促す。)

表現 歌や手遊びを楽しむ (子ども達も一緒に口ずさんだり、体を動かしたいと思えるような明るく楽しい雰囲気の中で行う。子どもの好きな手遊びや歌は繰り返し楽しめるようにする。)

五領域 ねらい (援助)


1歳児クラスは新入園児が入園することが多いので、それを踏まえて作成しました。

その環境を踏まえて、カリキュラムを作成します。

作成したカリキュラムを見直してみると、保育士の配慮援助では

~を促す。 ~出来るよう配慮して関わる。 ~出来るよう、環境を設定する。 ~し、見守る。 次の意欲に繋げる。 etc

と書いている事が多いです。困ったら参考にしてみてください!(^^)

 

まとめ  カリキュラムを早く作成するには?

カチキュラム作成は初めは難しいかもしれません。でも

作成ポイント

①まず子ども達をきちんと見て、その子の、そのクラスの状況を把握する!
②きちんと把握をするため、保育所保育指針を参考に、その学年の発達段階、特徴などを知る!
③保育雑誌付録を参考にし、①②を踏まえてカリキュラムを作成する!

というように作成すれば必ず少しずつ早く書けるようになります!

書類も慣れです。でもその為には子ども達の事をよく観察し、子ども達の事をよく理解していないと、なかなか上達はしません。

まずは基本からです。どうぞ、その年齢の特徴や特性をよく勉強して理解し、それを踏まえてカリキュラムを作成してみてください!そうすれば、その子自身の目標や、発達の段階を理解し自ずと何を目標にすればよいのか、見えてくると思います(*^-^*)

慣れれば早くなります!可愛い子ども達のために頑張りましょう 😀