保育園の楽しいお便り、ノートのコメントとは?書くための3つのコツ

こんにちは、保育士pattiです(*^-^*)

 

pattiの保育園では、乳児(3歳児クラスも1期は書いてます)は毎日ノートのコメントを書き、クラスのお便りは主に月に一回(不定期で出すこともありますが)配布しています。

保育士の立場としては、文字で園生活が伝わりやすいよう試行錯誤して書いています。

が、母として(pattiの子どもも二人保育園に通ってます)は「おもしろいなあ、為になるなあ 😀 」というコメントと、正直「つまらないな、先生ちゃんと見てる 😥 ?」というコメントがあります。

何かエピソードがあっても、書き方次第で保護者への伝わり方は違うし、保育者への印象もガラッと変わってきます。

なので、実例を出しながらコメントの書き方をお伝えしていきたいと思います。

 

楽しいクラスだよりとつまらないクラスだよりの違い

早速ですが、以下の二つのクラスだよりのコメント。皆さんはどちらのほうが読んでいて楽しいですか?

コメント例

A 最近クラスで流行っているのは、長縄跳びです。初めはうまく跳べない子が多かったのですが、練習を重ねるとみんな上手になりました。今後は、みんなで跳ぶことに挑戦したいです。

B 最近はクラスで頑張っていることがあります。それは縄跳びです。特に人気が高いのは長縄跳びです。最初はうまく両足がそろわず”跳び越える”子が多かったのですが、だいぶフォームも綺麗になり跳べる回数も増えました。今後の目標は回っている縄に入ることです!

おそらくBかと思います。

では、AとBの違いは何でしょうか?

どちらのほうがより情景が浮かびましたか?

おそらくAも「ふーん、そうなんだ。」と分かると思いますが、Bのほうが

最初はうまく両足がそろわず”跳び越える”子が多かったのですが、 と跳べなかった原因が明確に載っている上、だいぶフォームも綺麗になり跳べる回数も増えました。とどういう風に変化したのか載っているのでより分かりやすいのだと思います。

Aの初めはうまく跳べない子が多かったのですが、練習を重ねるとみんな上手になりました。だけだと話していることは分かるけど、情景まではあまり思い浮かばずボヤっとしてます。

というように文を書くときは

・第三者が読んでも情景が浮かびやすい。何を言っているか理解できる。

ことが大切です。ここで気を付けなくてはいけないのは、専門用語は使ってはいけません。午睡→お昼寝、戸外活動→お散歩、公園遊びなど保護者の方が分かる言葉を使います。

また全く関係ない方(家族など)の読んでもらうのもよいと思います。書いている自分は主観で書いているので内容が分かりますが、第三者に読んでもらうとまた違った発見があるからです。

 

クラスだよりのコメントの書き方

それでは皆さんで実際にクラスだよりを書いてみましょう!と言われても、中々一年目からは難しいですよね。。

それでも、1年目の先生もベテランの先生も同じようにクラスだよりを書かないといけません。保護者にとっては、一年目でも子どもの先生ですから…でも、クラスごとの発行ならまだしも、他クラスと並んでコメントが並んでいると緊張するし、他のクラスのコメントと比較してしまいがちですよね。。pattiはそうでした(‘_’)

ベテラン先生と比べても仕方ない!!自分は自分!!自分のクラスの様子を伝えられるのは自分しかいない!!と思うと気が軽くなりました。

でも書き方が分かればより楽になると思います。ここでは、クラスだよりの書き方の見本を載せますので、良かったら参考にしてみて下さい!!

(今回は8月の2歳児クラスお便りにします)

※書き出し
暑い日が続いていますが、子ども達はげんきいっぱい。毎日プールや水遊びを楽しんでいます。
※クラスの様子
○○組のみんなは水が大好き。顔にかかってもへっちゃらで、手で拭い喜んで遊んでいます。一人のお友達がワニのように泳ぐとみんな真似するようになり、今ではフラフープの輪の中をワニ泳ぎでみんなでくぐり遊んでいます。
また最近はお手伝いも大好き。保育者が机を拭いていると「お手伝いしたい!」と一緒に拭いてくれたり、おもちゃを他のクラスに取りに行けば、みんなも一緒になって運んでくれます。少しずつ簡単なお当番活動をしながら、みんなの『やりたい!』という気持ちを育み、出来たことの達成感を感じられるようにしていきたいです。
※締め
来月はいよいよ運動会です。みんなのお手伝いしたい!という気持ちを取り入れた競技内容となっているので、楽しみにしていて下さいね!

こんな感じです。

 

※書き出し

書き出しに困ったら、保育雑誌に書き出し文例が載っているのでそちらを参考にしてください。

例えば8月の文例を保育雑誌ポットで調べてみると、(8月の文例は7月号に載ってます)

●暑い日が続いていますが、子どもたちは元気いっぱい。毎日プールや水遊びを楽しんでいます。
●待ちに待った夏休み。海や山などに行き、日頃経験できないことを思い切り楽しみましょう。

等載っていました。書き出し分が思いつかなかったらぜひそちらを参考にしてください。

ポットについてはこちらからご覧ください

 

※クラスの様子

・出来るようになったこと

・流行っている事

・~の姿が見られる など遊びや、朝の会や、行事などのクラスの様子を書きます。

 

※締め

クラスの様子で書いたことを受けて、次月や今後の事を書いてまとめます。

 

このようにして書けば、伝わりやすい読んでいて楽しいクラスだよりのコメントを書けると思います。

何よりも大事なのは、クラスだよりを書けるのは担任の自分だけ!と言うことです!!

 

個人ノートの分かりやすいコメントの書き方

今度は毎日保護者が書いてくる個人ノートの分かりやすい、読んでいて楽しいコメントの書き方についてです。

子どもができて保護者になってみると、ノートのコメントってとても楽しみです(^^♪ 子どもが保育園でこんなことしてたんだ~、こんなこと出来るようになったんだ~とノートから伺えます。

と同時に、先生今日時間なかったのかな? 先生、うちの子見てくれてる?と思ってしまうノートの内容も( ;∀;)

それは例えばこんなコメントの時

今日は室内でしっぽ取りゲームをして楽しみました。
とても上手に逃げていました。
お友達のしっぽを取ると、とても喜んでいました。
またみんなで遊びたいと思います。

何をしていたかはわかるけど、それだけの時。。

クラスだよりとは異なり、個人ノートはその子の様子を書かなければいけません。

他のみんなと同じ内容ではなく、保護者は我が子のこんなエピソード、こんなことしてましたよ!ということを知りたいのです。

なので

今日は室内でしっぽ取りゲームをしました。
逃げるのが上手な〇〇ちゃん、後ろに目があるのかと思うほどすばしっこい動きで、友達が来ると背中を守り中々しっぽを取られませんでした。
しっぽを取るのも上手で、あっという間に友達のしっぽを取り「やったー」とジャンプをして喜んでいました。

だと我が子が何をしていたのか分かるので、親としては読んでいて楽しいと思います。

なので大切なのは、子ども一人一人が何をしていたのか、どんな様子だったか観察し把握しておくことです!!

その時は覚えていても、いざノートを書くときに「あれ?この子何してたっけ?」となってしまうことがあるので、オススメは後で思い出せるようにササっとその場でメモしておくことです。

可愛いつぶやきや出来る事もメモしておくと、面談や保護者との会話でも使えるし、カリキュラムを作成するときにも役立ちます!!

(カリキュラムの書き方についてはこちらを参考にしてください)

みんな同じような文章ではなく、子ども一人ひとりの事を書くように心がけましょう!

 

楽しいコメントを書くまとめ

ポイントは以下の3つです!

・第三者が読んでも情景が浮かびやすい。何を言っているか理解できる。
(保育専門用語は使いません。家族など第三者に読んでもらうと違う観点からの意見がもらえるかもしれません)

・書き出しに困ったら、保育雑誌に書き出し文例が載っているのでそちらを参考にしてください。(他クラスの先生方の書き出しからもたくさん学べると思います)
・保護者が知りたいのは、我が子のこんなエピソード、こんなことしてましたよ!ということです。
(個人ノートではその子の事を書いてください。忘れてしまうならその時にメモをとり忘れないようにしましょう)

そして何よりも大切なのは、クラスだより、ノートのコメントを書けるのは担任の自分だけ!と言うことです!!

楽しい内容になるよう、書き方を勉強するのももちろん大事ですが、日々の子ども達の様子をきちんと観察・把握し、その様子を保護者に分かりやすく伝えられるようにしましょう!(^^)!