こんにちは、保育士Pattiです(*^-^*)
今回はFX Pattiです!
さてFXを行っている方に唯一税金のことで気にしなければいけない時期、それが(大体)例年2月16日ごろ~3月15日ごろまで行われる確定申告の時期です !!
ではこの確定申告はFXを行っている方全てがしなければいけないのか?会社にばれずに行う方法はあるのか?など気になるところだと思うので、順に解説をしていきたいと思います!!
確定申告の該当者は?
FXで確定申告を行わなければいけない場合は、FXを行っているすべての方に該当するのではなく、以下の方以外です。(以下の方は申告しなくてOKです)
・年収2000万円以下で、給与所得・退職所得以外の所得(FXでの利益を含む)が20万円以下の場合
・専業主婦など無職の方で、所得(FXでの利益を含む)が38万円以下の場合
・パートなどで働いて得た収入が65万円以下で、所得(FXでの利益を含む)が38万円以下の場合
※2020年現在
ということです。
なので逆に言うと(FX以外の雑所得がない場合)
(1)年収2000万以下の方はFXでの収入が20万円を超える場合
(2)専業主婦、無職の方はFXでの収入が38万円を超える場合
(3)パート勤務の方はFXでの収入が65万円を超える場合
は、確定申告の必要があります!!
対象となる利益は、売買益、スワップポイントです。毎年1月1日~12月31日までに確定した損益を計算し、利益が出た場合はその合計額から取引手数料や必要経費を控除した金額が課税対象になります。
・振込手数料
・通信費
・新聞、図書費
・パソコン購入費
・セミナー受講費(交通費、宿泊費も含める)
・事務用品 など
領収書をきちんと保管し、領収書がない場合も日付と金額と用途などをメモで残しておきましょう!!
FXの利益は申告分離課税として扱われ、20.315%(復興特別税を含む)が課税されます。
FXの場合は、あらかじめ税金を源泉徴収してもらえるような仕組みがないので、店頭取引でも、取引所取引でも自分で確定申告を行わなければいけません!!申告しないと「脱税」とみなされてしまう可能性もあるため忘れずに行いましょう!!
ここで特に気を付けなければいけないのは、専業主婦やパートで働いている方で、夫の扶養に入っている方です。
夫の扶養家族になっている場合、配偶者控除として38万円の控除を受けることが出来ますが、FXでの利益が38万円を超えるとこの配偶者控除が適用されなくなり、自分で国民健康保険や国民年金に加入しなければならない可能性があります( ;∀;)
もちろん、FXから多く利益を取れればよいですが、FXで積極的に利益を狙うならばこういった税金面での方針も明確にしておくと良いかと思います 🙂
損失が出た時にも確定申告を必ずしてください!!
上記の利益が出た時に確定申告をするのは分かりますが、なぜ損失の時にも確定申告が必要なのか?と思いますよね!!
実はその損失を3年間にわたって持ち越しが出来るのです!!FX取引で損失がでた場合、または他の先物取引などと損益換算をしてもマイナスの場合、その損失をよく年以降3年間にわたって繰り越しできる制度があり、これを「譲渡損失の繰り越し控除」と呼びます。制度の適用を受けるためには、損失の金額が生じた年について、確定申告をしておく必要があります。またその後も継続して、確定申告を行う必要があります。
例えば1年目にー120万円の喪失がありました。次の年に持ち越せる金額は120万円です。
2年目に50万円の利益がありました。次の年に持ち越せる金額は70万円(120万円-50万円)です。
3年目に30万円の損失がありました。次の年に持ち越せる金額は100万円(70万円+30万円)です。
4年目に40万円の利益がありました。次の年に持ち越せる金額は30万円(70万円-40万円 1年目の損失は相殺され2年目の70万円から考える為)です。
5年目に15万円の利益がありました。次の年に持ち越せる金額は15万円(30万円-15万円 1、2年目は相殺され3年目の-30万円から考える為)です。
表にしてみるとこんな感じです。
損益 | 1年目 -120万円 | 2年目 +50万円 | 3年目 -30万円 | 4年目 +40万円 | 5年目 +15万円 |
翌年の持越し可能額 | 120万円 | 70万円 | 100万円 | 30万円(70万円-40万円) | 15万円(30万円-15万円) |
確定申告をしなければ翌年以降持ち越しがされないので、マイナスが出た時も忘れずに確定申告をされてください!!
また確定申告をし忘れた方も、過去3年分なら繰り越し控除が出来るので、その確定申告をされてください!!
3年にわたり持越しできるのはとてもありがたい制度ですよね(*´ω`*)
会社員の方で会社に知られたくない方はどうすれば?
FX取引は個人の資産運用の一環なので、通常の場合勤め先の副業規定などで問題になることはありません。
ですが中には「会社に知られたくない」という方もいらっしゃるかと思います。
FXの利益は、所得税と住民税がかかります。所得税は申告分離課税のため、確定申告を行えばそこで完結します。
税金を通じてFX取引を行っていることを知られたくない場合気にすべきは、住民税です。FX取引利益で住民税額が変わると、給与から天引きされる住民税額にも影響を及ぼすので、自治体を通じて勤務先に通知されるからです。
なので、確定申告の際申告書の「住民税に関する事項」の欄にある住民税の納付方法について「自分で納付」を選ぶことが必須です!!これを選べば、給与から天引きされる住民税額はこれまでと変わらず、給与所得以外の部分については自宅に直接納付書が届きます(*´ω`*)
ゼヒ知られたくない方はこの方法とられてください!!
FX確定申告の書き方、必要書類など
それではこれから実際の確定申告のやり方を写真付きで載せていきたいと思います!!
・マイナンバーカード(ない方は通知カードなど番号確認書類+運転免許証など身元確認書類)
・取引明細書(取引FX会社のマイページから簡単に入手し印刷できます)
・源泉徴収票(給与所得がある方)
・経費などの領収証
申告の手続きは
①書類を準備する
②申告書などを作成する
③申告書を税務署に提出する
④税金を納付する もしくは還付を受ける
という手続きになります。
申告書の手続き方法は
①e-Taxで申告する
②郵便 または信書便で、所轄税務署に送付する
③所轄税務署の受付に提出する
という方法があります。
FXの確定申告は、雑所得という項目です。
時期や時間帯にもよるかと思いますが、Pattiの税務署は確定申告時割といつも混んでいるので、Pattiはいつも自宅パソコンのインターネットで書類を作成後、所轄税務署にゆうパックで送付しています。
今回は楽ちんなインターネットで書類作成方法をお伝えします。(税務署に行っても結局、税務署のパソコンで申告を行うかと思います)
もちろんスマホでも開けます!!
国税庁ホームページを開く
Googleなどの検索エンジンで「確定申告」と入れると、1番トップに出てくると思います。
確定申告書等の作成はこちらとあるので、そこをクリック
作成開始をクリックします。
提出方法について聞かれるので、ご自身の提出方法を選びます。
Pattiは印刷して提出を選びます。
次は何についての申告書を作成するか聞かれるので、所得税を選びます。
作成する申告書の種類を聞かれます。事業として申告届を出している方は青色申告、それ以外の方は白色申告になります(ほとんどの方が白色申告かと思われます)
2のチェックを入れてくださいの、先物取引について申告するという所をチェックします。
すると次の画面では、12 先物取引に係る雑所得などがありますか?という所をチェックします。
申告書の作成
1 所得区分は雑所得用を選ぶ
2 取引の種類は店頭外国為替証拠金(FX会社明細書に種類も書いてあるかと思います)や為替証拠金米ドル/円などと記入する。また決済の方法は仕切と記入する。
収入の所に、プラスならそのままその額を、マイナスなら忘れずに数字の前に-を書きます(例えば30万円の損失なら、-300,000と書きます)!!この「-」を忘れてしまうと逆の意味になり、納税しないといけなくなります。
くれぐれもお忘れなく!!!!
パソコン購入など経費がある場合は、必要経費等に記入します。
いくつかの会社や取引があるなら、この記入を繰り返します。
他には源泉徴収票に基づいて給与所得分などや住所等個人情報を記入し入力終了です。
確定申告書などを印刷し送付する
全て記入が終わったらそれを印刷し、親切に(この紙は提出不要です)や「控え」と書いてあるものは自宅で保管し、提出用書類、マイナンバーカードのコピー、FX取引明細書、経費があるならば領収書などを郵送すれば終了です(*´ω`*)
時間としては20分ほど?記入事項にもよりますが、慣れれば簡単に作成できます 🙂
まとめ
以上です!!
確定申告は面倒くさい。難しそう。時間がかかる。。などのマイナスイメージがありましたが、意外にも簡単に早く申告が出来ます!!
FX取引をしている方、利益を得ている方も、損失がある方も、皆さんに関係しているかと思うので、宜しければこの記事を参考にされてください(*^-^*)